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WordPressのcanonical設定で重複コンテンツを防ぐ

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WordPressでcanonicalが重要な理由

WordPressサイトを運営していると、同じコンテンツが複数のURLで表示される問題に直面することがあります。これは重複コンテンツと呼ばれ、SEOにとって大きなマイナス要因となってしまうんです。

例えば、一つの記事が「example.com/post1/」と「example.com/post1/?utm_source=twitter」の両方でアクセス可能な場合、検索エンジンは別々のページとして認識してしまいます。その結果、SEO評価が分散し、本来得られるはずの検索順位を逃してしまうことになります。

canonicalタグは、このような問題を解決する重要な仕組みです。「このページの正式なURLはこちらです」と検索エンジンに明確に伝えることで、SEO評価を一つのURLに集約できるようになります。

canonicalタグの基本と仕組み

canonicalタグは、HTMLのhead部分に記述するrel=”canonical”属性を持つlinkタグのことです。検索エンジンに対して「このページの正規版はここにありますよ」と指示する役割を果たします。

記述方法は非常にシンプルで、<link rel="canonical" href="正規URL">という形で書きます。WordPressでは、多くの場合自動的に適切なcanonicalタグが挿入されるため、特別な設定をしなくても基本的な機能は動作します。

URL正規化とSEO評価の関係

URL正規化とは、複数存在する類似URLの中から一つの正式なURLを決定するプロセスです。これにより、分散していたSEO評価を統合し、検索結果での表示順位向上が期待できます。

canonicalタグを正しく設定することで、以下のようなメリットが得られます:

  • 重複コンテンツペナルティの回避
  • SEO評価の集約による順位向上
  • クローラーの効率的な巡回
  • インデックスの最適化

検索エンジンは、canonicalタグで指定されたURLを優先的にインデックスし、検索結果に表示するようになります。ただし、これは「強い推奨」であり、必ずしも従うとは限らない点も理解しておく必要があります。

WordPress標準機能でのcanonical確認

WordPressは標準機能として、各ページに自動的にcanonicalタグを出力します。これはwp_head()関数によって実行され、ほとんどのテーマで有効になっています。

確認方法は簡単で、サイトのソースコードを表示し、head部分を見るだけです。通常は<link rel="canonical" href="ページのURL">という形で記述されているはずです。

投稿・固定ページのデフォルト挙動

個別の投稿や固定ページでは、そのページ自身のURLがcanonicalとして設定されます。例えば、「example.com/sample-post/」というページなら、同じURLがcanonicalタグに指定されることになります。

アーカイブページや検索結果ページでも、それぞれ適切なcanonicalが自動設定されます。カテゴリーページなら「example.com/category/news/」、タグページなら「example.com/tag/wordpress/」といった具合です。

ただし、URLにクエリパラメータが付いている場合の挙動には注意が必要です。「?p=123」のような形でアクセスされた場合でも、適切なパーマリンク形式のURLがcanonicalとして出力されるのが正常な動作です。

WordPressの標準機能だけでも、基本的なcanonical設定は十分に機能します。しかし、より細かい制御が必要な場合は、SEOプラグインの活用を検討する価値があります。

SEOプラグインでのcanonical設定

より高度なcanonical制御を行いたい場合、専用のSEOプラグインを活用するのが効果的です。代表的なプラグインには、Yoast SEO、All in One SEO Pack、RankMathなどがあります。

これらのプラグインを使用することで、個別ページごとにcanonicalURLを手動指定したり、特定の条件下でのcanonical挙動をカスタマイズしたりできるようになります。

主要プラグインの設定ポイント

Yoast SEOでは、各投稿の編集画面下部にあるYoast SEOメタボックスから、canonical URLを個別に設定できます。通常は自動設定で問題ありませんが、特別な事情がある場合のみ手動で変更します。

All in One SEO Packでも同様の機能があり、投稿編集画面でcanonical URLの上書きが可能です。また、プラグインの全体設定で、canonicalタグの出力自体をオン・オフできる機能も提供されています。

RankMathは比較的新しいプラグインですが、canonical設定についても充実した機能を持っています。特に、条件分岐による自動設定や、一括変更機能などが便利です。

重要なのは、WordPressの標準機能とプラグインの機能が重複しないよう注意することです。両方が同時に動作すると、意図しないcanonicalタグが出力される可能性があります。

プラグインを導入する際は、まず標準機能を無効化するか、プラグイン側でWordPress標準のcanonical出力を停止する設定を行いましょう。

URL構造とパーマリンク設計の注意点

WordPressのパーマリンク設定は、canonical設定に大きな影響を与えます。適切なURL構造を設計することで、canonicalタグの効果を最大化できるんです。

推奨されるパーマリンク構造は、「/%postname%/」や「/%category%/%postname%/」など、意味のある文字列を含む形式です。デフォルトの「/?p=123」形式は、SEO的にもcanonical設定的にも最適ではありません。

クエリ付きURLとアーカイブの扱い

URLにクエリパラメータが付いている場合の処理は、特に注意深く設定する必要があります。例えば、UTMパラメータやソート条件などが付いたURLは、基本的には元のクリーンなURLにcanonicalを向けるべきです。

アーカイブページでのページネーション(2ページ目、3ページ目など)も重要な考慮点です。「/category/news/page/2/」のようなURLは、それぞれ独自のcanonicalを持つべきで、1ページ目に統合するのは適切ではありません。

検索結果ページやフィルタリング機能を持つページでは、canonicalの扱いがより複雑になります。一般的には、検索結果ページにはnoindexを設定し、canonicalは使用しないのが安全です。

カスタムクエリを使用したページでは、意図しない重複コンテンツが発生しやすくなります。同じ内容を表示する複数のクエリパターンがある場合は、最もシンプルなURLにcanonicalを統一しましょう。

WordPressの標準機能では対応しきれない複雑なケースもあるため、必要に応じてカスタム関数やプラグインでの対応を検討することが重要です。

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代表的なcanonical設定ミスと対処

canonical設定でよくある失敗例を知っておくことで、同じ問題を避けることができます。最も多いのは、自己参照canonicalの設定ミスです。

例えば、「example.com/post1/」というページで、canonicalに「example.com/post2/」を指定してしまうケースがあります。これは明らかな設定ミスで、SEOに悪影響を与えてしまいます。

自己参照と誤った統合先のチェック

正しいcanonical設定では、基本的にそのページ自身のURLを指定します(自己参照canonical)。これにより、クエリパラメータ付きのURLからクリーンなURLへの正規化が実現されます。

誤った統合先を指定してしまう問題も頻繁に発生します。関連性の低いページにcanonicalを向けたり、存在しないURLを指定したりすると、検索エンジンからの評価を失う可能性があります。

定期的なチェック方法として、以下の点を確認しましょう:

  • 各ページのcanonicalタグが正しく出力されているか
  • 指定されたcanonical URLが実際に存在し、正常にアクセスできるか
  • 重複するcanonicalタグが出力されていないか
  • HTTPSとHTTPの混在がないか

Google Search Consoleの「カバレッジ」レポートでは、canonical関連の問題も報告されます。「重複しています。ユーザーにより、正規ページとして選択されていません」といったエラーが表示された場合は、canonical設定の見直しが必要です。

カスタム投稿タイプとcanonical設計

WordPressでカスタム投稿タイプを使用している場合、canonical設定にも特別な配慮が必要になります。標準の投稿とは異なるURL構造を持つことが多いためです。

カスタム投稿タイプのアーカイブページや、専用のタクソノミーページでは、適切なcanonical設定を手動で行う必要がある場合があります。

絞り込み・一覧ページの扱い方針

ECサイトや不動産サイトなど、複雑な絞り込み機能を持つサイトでは、canonical設定が特に重要になります。価格帯、地域、カテゴリーなど、複数の条件で絞り込まれたページが無数に存在する可能性があるからです。

基本的な方針として、絞り込み条件が少ない(1〜2個)場合は、そのページ自身にcanonicalを設定します。条件が多い場合は、より上位のカテゴリーページにcanonicalを向けるか、noindexを設定することを検討しましょう。

ページネーションがある一覧ページでは、各ページが独自のcanonicalを持つべきです。2ページ目を1ページ目にcanonical統合してしまうと、2ページ目以降がインデックスされなくなってしまいます。

ソート機能(価格順、人気順など)を持つページでは、デフォルトのソート順ページにcanonicalを統一するのが一般的です。ただし、ソート条件が重要な意味を持つ場合は、それぞれ独立したcanonicalを設定することもあります。

カスタム投稿タイプを扱う際は、開発段階からcanonical設計を含めたSEO戦略を立てることが重要です。後から修正するよりも、最初から適切な設計をしておく方が効率的です。

canonical設定後のテストと計測

canonical設定を行った後は、正しく動作しているかを確認することが重要です。単にタグが出力されているだけでなく、検索エンジンが意図通りに認識しているかをチェックする必要があります。

まず基本的なチェックとして、ブラウザの開発者ツールでHTMLソースを確認し、canonicalタグが正しく出力されているかを見ましょう。

Search Consoleと各種検証ツール

Google Search Consoleは、canonical設定の効果を測定する最も重要なツールです。「カバレッジ」レポートで重複コンテンツの問題が解消されているか、「URL検査」ツールで個別ページのcanonical認識状況を確認できます。

URL検査ツールでは、「Googleが選択した正規URL」という項目で、実際に検索エンジンがどのURLを正規版として認識しているかが分かります。設定したcanonicalと異なる場合は、設定の見直しが必要です。

その他の有用なツールとして、以下があります:

  • Screaming Frog SEO Spider:サイト全体のcanonical設定を一括チェック
  • SEMrush Site Audit:canonical関連の問題を自動検出
  • Ahrefs Site Audit:重複コンテンツとcanonical設定の分析

定期的な監視も重要で、月に1回程度はSearch Consoleのレポートを確認し、新たな重複コンテンツ問題が発生していないかをチェックしましょう。

canonical設定の効果が現れるまでには、通常数週間から数ヶ月かかります。設定後すぐに結果を求めず、長期的な視点で改善状況を観察することが大切です。

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まとめ

WordPressにおけるcanonical設定は、SEO成功のための重要な基盤となります。重複コンテンツ問題を解決し、検索エンジンからの適切な評価を得るために、正しい設定と継続的な管理が欠かせません。

基本的にはWordPressの標準機能で十分対応できますが、より高度な制御が必要な場合はSEOプラグインの活用を検討しましょう。設定後は必ずSearch Consoleなどのツールで効果を確認し、問題があれば迅速に対処することが重要です。

canonical設定は一度行えば終わりではなく、サイトの成長とともに継続的に見直していく必要があります。適切な設定により、あなたのWordPressサイトがより多くのユーザーに届くことを願っています。

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